<ハイサイドの知識>
2007/10/21 日記<ハイサイド>
ハイサイド
ハイサイド (highside, highsider) とは、オートバイまたは自転車における走行中挙動の一つである。非常に危険な挙動であり、多くの場合は転倒に至る。タイヤを滑らせての旋回中に急激にグリップを回復すると(=滑りが止まると)発生する。サーキット等の舗装路レース中などの極限状態で発生しやすい挙動である。ハイサイドは、高速走行中に起きるものであること、また一瞬のうちにバランスが崩れる事により車体が振り回され、操縦者を放り出すような転倒につながることなどから、しばしば大きな交通事故|事故にいたる事がある。
オートバイ
オートバイは、旋回中にタイヤがすべると復元トルクとのバランスを失って、そのまま何も操作を変更しなければ転倒する場合が多い。ハイサイドは、後輪または前後輪タイヤがすべっている状況でタイヤのグリップが急激に回復した場合に発生する。ハイサイドが生じる前の段階では、多少のすべりを前提として、遠心力に釣り合うようにオートバイを傾けて走っていることになる。ところが、タイヤのグリップが急激に回復する(滑らなくなる)と、その際に発生する進行方向と車体中心線に対する角度の差異等と遠心力が大きくなり、その遠心力がオートバイを立てる方向に働く。その結果、オートバイの傾斜角は浅くなり、更に大きくバランスが崩れていく(このプロセスでは、サスペンション・タイヤのたわみ等の反力が更に大きなバランスの崩れを引き起こし、車体の押さえ込みを困難にする)。これが「ハイサイド」である。オートバイとライダーがカーブの外側方向に弾き飛ばされる様に転倒するのが特徴である。また、この際にライダーが転倒した車体の前方に投げ出され、後方から自分の乗っていたオートバイに衝突されるケースもある。なお、ハイサイドは、後輪に架かるトラクションの過不足に起因する事が多く、サスペンションの反発力と相応して車体が路面から跳び上がる場合もある、一般公道では近年の高性能大型バイクとハイグリップタイヤ・未熟な技量(路面の状況判断ミスやラフな操作)の組み合わせで特に発生しやすい現象。近年の大型自動二輪車は(特にスーパースポーツを筆頭とする)スポーツタイプにおいて、リアタイヤに極太タイヤを装着している車種が多い。極太タイヤは高いグリップ性能を持つが、逆に路面の摩擦係数に非常に敏感でもある。この事から、リアタイヤが滑り空転状態からグリップが回復すると、車体挙動は不安定になる。挙動不安定がライダーの手に負える範囲を超えると、ハイサイドに繋がることがある。一般にレースでは軽度のハイサイドは日常茶飯事であり、ライダーはそれをコントロール下に置いていると言われている。しかし、近年の大型自動二輪カテゴリの人気上昇から、大型ビギナーが常識では有り得ないシチュエーションで起こす事故が増加傾向にあると言われている。
自転車
自転車でもハイサイドは発生するが、オートバイ同様にレースなどでカーブの高速走行を行なっていない限りは、まず発生することは無い。ただしロードレース (自転車競技)|ロードレースなど団体で走る競技では、展開により選手同士が不慮の接触を起こした場合、接触の勢いによってはタイヤがスリップしてハイサイドを誘発する。特にトラックレースで使用するピストレーサーには、ペダルを漕がない時に空転させるフリーホイールを装備していないため、バランスを崩しただけでもペダルを回す脚の回転リズムが狂ってしまい、駆動している後輪に急ブレーキがかかる状態となり、タイヤが滑ってハイサイドを誘発するケースもある。
関連項目
外部リンク
加藤大治郎選手事故調査委員会の報告を受けて (加藤大治郎選手事故調査委員会調査結果報告)
Dynamics of the 'Highsider'
Dynamics of the 'Highsider'
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◆ハイサイドについてピックアップ オートバイは、旋回中にタイヤがすべると復元トルクとのバランスを失って、そのまま何も操作を変更しなければ転倒する場合が多い。ハイサイドは、後輪または前後輪タイヤがすべっている状況でタイヤのグリップが急激に回復した場合に発生する。ハイサイドが生じる前の段階では、多少のすべりを前提として、遠心力に釣り合うようにオートバイを傾けて走っていることになる。ところが、タイ... |